ライ麦入プチプランスパン |
出産を3日後に控えていて、料理はかなり苦しくて、夕方には下腹部痛。
連日家族にはろくな食事を作っていないのだけど
せっせとパンだけは焼いている。
まぁ、大した労ではないから、そのくらいやらないといけない気もしている。
先日は強力粉250gに薄力粉50g、そして5gの砂糖で作ったプチフランスパン。
控えめな甘さが美味しいな、心に染み入ったから
本日はフランスパン用の準強力粉でリトライ。
砂糖は酵母起こしの時に2.5gだけ使用して、
生地には入れずにモルトパウダーを2g添加。
身重であちこち歩けないので、ここは北海道産にこだわらず、
カルディコーヒーでも売っている、オーソドックスな「リスドォル」で。
そういえば、以前「メゾンカイザートラディショナル」というフランスパン用の粉を買ったことあったけど、これは粉の違いを感じたっけね。
私、正直粉の違いに鈍なのだけれど。
やっぱり専用粉だけあって、仕上りは上々。
ミシミシっと開いたクープと可愛いエッジが愛おしい。
理想をいえば、もっとエッジが立った、バリっとしたクラストなんだけど
これでも十分ザクザクっとしていて美味しいクラスト。
なにせ捏ねはホームベーカリーだから、
荒っぽい表面とか、ざっくりとした気泡…みたいなものは難しいかな。
甘みは前回くらいの方が良いかも。5gで随分味の印象が違うものだ。
さて、いよいよ3日後には出産。
10日間入院だから家族にパンを1つくらい遺してから逝こうと想い、
遺品はミルクミニ食パン。
前回10g入れた練乳を15gに増やしたら、これが美味しいのなんの。
リッチパンには興味が無かったけど、こうなったら極めてみたくなってきた。
生クリームとか卵黄とかはちみつ入れたらどうなっちゃうんだろう…。
考えただけでも興奮してしまう。
私が入院している間に家族に食べてもらおうと作ったパン、
冷凍しておこうと、スライスしている間から家族がつまみ食い。
半分無くなってしまった。
もうさすがに遺品は作らない。
10日間くらいは母のパンはお休みです。
二次発酵後のパン生地ちゃん。
酵母の香りがプゥーーーーンとして、ふっくり膨らんで、
あまりにも愛おしくてパシャリ。
興味ない人にはホントどうでも良すぎることなんだろうけど
この瞬間を見るのがとっても好きなワタシ。
4才の時、隣に住んでいたお友達の家で遊んでいた時、お友達のお母さんが
バケツの様な容器の中でパン生地を発酵させていて、
その香りと、ふっくら膨らんだパン生地の姿を昨日のことの様に覚えている。
三つ子の魂100までも…とはいうけれど、
もう当時から食い意地が張っていたんだなぁ。
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