2015年2月28日土曜日

小麦胚芽ベーグル

小麦胚芽入ベーグル
寝坊した日はベーグルを作る。
今日は寝坊したので例によってベーグル。
ベーグルは一時発酵が適当でもけっこうどうにかなってしまうから。

起きたら5時45分。


練りが終わったら一時発酵の途中で取り出して
成形し、
オーブンを余熱している間発酵させて、
茹でて、焼成…
1時間もあればどうにかなる。

一時発酵無くてもいけるかも…って思うけど
寝坊具合によって一時発酵の時間があったり無かったり。


王道か邪道かはおいておいて…
まぁ、どうにかそれらしいものが出来上がるから
それで良しとしている。

さすがに、さらに寝坊したら焼きたてパンは無理かな。
私は目覚まし時計は使わないが
そこまで寝坊したことは今のところ無い。
朝が好きだから。


1時間で作れるとはいえ、
夫の弁当やベーグルの成形や茹で、朝食の準備等
慌ただしくなるからやはり寝坊はしたくない。



実はポタージュはより具沢山のスープが好き…と先日記載したけれど
ミネストローネもどきをよく作る。

冷蔵庫にある適当な野菜と肉を炒めてトマトピューレで煮込む。
食べ応えがあるから好き。

2015年2月27日金曜日

シュガーバターレーズンパンとポタージュ

シュガーバターレーズン

いつもの生地にレーズンを50ほど。
クープにバター少々とグラニュー糖をふりかけると

バターの香りがプワンとして、ザクザクとした砂糖の食感が嬉しい
レーズンパンになる。

食事には甘いパンではない方が合うと重うけど
たまにこういう甘いパンは楽しい。


ハンディブレンダーを購入したから
最近嬉しくてポタージュをよく作る。



ハンディブレンダーのお陰で簡単にスムーズに作れるから嬉しいんだけど
本心としては具材がゴロゴロしているスープの方が実は好き。

これはジャガイモと玉ねぎのポタージュ。
味付けは胡椒とナツメグと塩麹。
仕上げにオリーブオイルを少々。

以前はあたりまえの様に固形とか顆粒のコンソメとか鶏ガラスープの素を使っていた。
これが無いときっと料理が仕上らないし、物足りなくなるんじゃないか、
という思い込みだった。

ある時、塩麹とか塩とかスパイスとかオイルだけで作ったら
物足りない、なんてことは全く無く、むしろこっちの方が美味しいことに気づいて、
以来スープの素は使わなくなった。

最近、スープの素を使ったスープを飲むと舌がしびれるようになってしまった。
ラーメンやだしの素も苦手になってしまった。

舌は8才までに作られる、というけれど
大人になってからも舌はピュアに戻るんだな。




2015年2月26日木曜日

小麦胚芽パンと自家製ヨーグルト


私が好きなパン。
小麦胚芽を20g配合。

小麦胚芽はカルディーコーヒーで購入している。
250g370円

ジャスコで買えるし、この量が保管しやすい。

表面に粉なんて振らないでツルっとした感じがかわいい。
それでもまん丸だと寂しいからクープを入れる。

今朝はデザートに自家製ヨーグルト。
バナナにハチミツ。


こちら発酵器なる「KAMOSICO」


数年前に納豆を作りたくて購入したのだが、
現在はもっぱら塩麹を作るために日々活躍中。

塩麹は常温で1週間くらいで出来上がるのだが
せっかちな私はコレで6時間で作っている。

ごくたまにヨーグルトも作る。
普通の牛乳で作ると市販品より高脂肪になるから
コクが増して美味しいような気がする。


肝心な納豆はというと…

国産小粒納豆をネットで仕入れて準備万端!
が、失敗。
ネットで納豆菌まで購入し完璧!
のはずが失敗。

結局どうにもこうにもうまくいかなかった。
中途半端に納豆になった失敗した大豆の山を処分した記憶がトラウマになり
今となっては全く作っていない。

2015年2月25日水曜日

とかち野酵母のこと

パンづくりには絶対欠かせないのが「酵母菌」

酵母菌はビール酵母とかワイン酵母とか醤油酵母とか色々あるけれど
パンもこれが無いとパンは作れない。


イースト菌は自然界に存在する酵母菌の中から
発酵力の強い菌を選んで抽出して純粋培養しているもので、
短時間に安定して発酵をさす事ができるパン酵母です。


このイーストの違いでパンの仕上りが随分変わってくる。


私も色々試してみた。

スーパーに売っている一般的なドライイースト、
フランス製の製菓製パン店に売っているドライイースト、
ホシノ天然酵母、
自家製天然酵母、
白神こだま酵母、
パネトーネマザー…

初めてパン作りをしたのは高校生の時、
当時は一般的なドライイースト意外の酵母の存在を知らなかったので

家庭で作るとこういう臭いがするのか…
やっぱりパンは素人が作るものでは無いのか、とがっかりした。

それでも面白いから幾度となく家庭での製パンに勤しんでいた。

結婚してからホームベーカリーを購入。
10年前のこと。

「天然酵母コース」というものが機能が付いていたので、
天然酵母(ホシノ天然酵母)を入手して早速作ってみた。

そのパンの美味しいこと!!!

それから数年は「ホシノ天然酵母」だけでパンを作っていた。
時間はかかるものの、ホームベーカリーに材料を投入すれば自動で出来上がる。
当時は焼きっぱなしの食パンした作っていなかったらその発酵時間は気にならなかった。

ホシノは純粋培養の酵母ではないからから、
発酵力は強く無い。
でも、その香りや味は他には代え難い、滋味深いものがある。

だんだん欲が出て来た私は

自家製酵母を製造。

りんごから酵母を作った。



ナチュラルな気分になれるのは良いとして、
朝食に効率よく美味しいパンを食べたい私としては
あまりにも不安定で手のかかる酵母だった。
しかも正直そんなに美味しいものでも無かった

白神、パネトーネは発酵力はあるけれど、
自家製酵母同様、酵母の香りが淡白だった。

フランスの「サフ」というドライイーストは
昔嫌気がしたような臭いが無いので、
工業製品のようなパンを作るのであれば、これが良いと感じた。


そして3年前、北海道に移住してから出会ったのが

「とかち野酵」



これは素晴らしかった!


「とかち野酵母」は十勝の厳しい自然の中で自生するエゾヤマザクラから採取された
花やサクランボから分離された酵母菌の中から発見された酵母。

帯広畜産大学と北海道農業研究センターの取り組みにより発見されたという
「日本甜菜糖株式会社」という砂糖の会社の製品。

この酵母は人手をかけた品種改良は行っていない、いわゆる野生酵母。

自然界から分離された酵母には珍しく、発酵力に優れていて、
市販のドライイーストと同じくらいのスピードでパンが出来る。
(白神やパネトーネもそうか…)

ホシノや自家製酵母の様に前日から生地を仕込む必要が無いから
ちょっと早起きすれば朝から生地を仕込んでも成形パンつくる事ができる。

予備発酵が必要(所要時間15分)

私がこの酵母が大好きなところは、安定した発酵力もさることながら、
きめの細かい生地と、焼き上がりの独得なフルーティーな香味…。
(サクランボの香り!…とは全く関係が無いそうだが。)


北海道の厳しい自然を生き抜いた力強い生命力を持った香り高いパンが
手軽に楽しむことができる…
なんだか嬉しい気持ちになる。

でもなぜか、どこでも売っている訳ではないのが残念。
自然食品店や製菓製パン店に行くと、白神やホシノは絶対に売っているけれど
「とかち野」はあまり見かけない。

ホシノのレシピ本は本屋にも図書館にも沢山あるけれど
「とかち野」のレシピ本は1冊しか存在を確認できていない。
でも、それすら見た事が無い。

頼まれた訳でも何でもないが、
「とかち野」ファンとして、私は滋味に普及活動に勤めてゆきたい。


正直、ホシノ酵母の香りと素朴ながらも美しい仕上りは完璧。

麹から作っている酵母だから日本人にDNAにみごとにマッチするんだろう。
確かに実に美味しい。
だから私は「とかち野」ファンであると当時に
往年のホシノファンでもあるのでホシノパンも併せて作り続けるつもり。












2015年2月24日火曜日

高橋家のパンのこと

我が家の朝食は7時。
1週間のうち4日くらいがパン。

そのパンはいつも私が焼く。

5時にホームベーカリーに材料をセットして
1時間はのんびりして
6時から朝食と夫の弁当を作り始める。
途中パンのお世話が入り、なかなか起きない娘を起こして
7時くらいにはいつも朝食が始まる。

作るパンはいつもいつも焼いているうちに自然と配合はいつも同じ。

北海道産強力粉300g
砂糖18g
粗塩4.5g
水180cc
とかち野酵母5g

捏ねと一時発酵まではホームベーカリーまかせ。
成形して、二次発酵(放置)して焼成。

寒くなるとちょっと水分を増やしたり、
発酵させる場所と時間を変えたりするけれど。
基本的に同じ。

たいてい8個。この大きさが今の我が家にはちょうど良い。
それに。2の倍数は分割しやすい。

それでも毎日全く同じパンでは家族も飽きるし私も面白く無いから

水を牛乳にしたり、
粉の一部の全粒粉にしたりライ麦にしたり、
ナッツやフルーツを入れたり、
温度を高くして焼き時間を長くしてバリっとした食感にしたり
その逆にして、ふんわりしっとりさせたりする。

全粒粉入パン


一番よく登場するのがこのパン。夫が一番好きなパンでもある。

粗挽きの全粒粉を30g配合して、200℃のオーブンで18分焼く
おしり型。この形が食べやすい。
焼きたてのパンは熱いから、まん丸のパンだと割りにくい上に潰れやすい。
だからといって、娘達がパンを丸ごと頬張る姿はちょっとお行儀が悪いから。
これなら3才の娘でも焼きたてパンを割る事ができるし、
割ったパンを頬張るくらいならまぁ、許せるかな…と。

つい最近までは180℃で15分。だったけど、ひょんなことから最近変わった。
我が家のオーブンは余熱に随分時間がかかるから、200℃18分はオーブンの稼働時間が40分。
前者より30分も長いからちょっと嫌なんだけど
何とも言えないバリっとした感動的な食感は譲れない美味しさだった。

と、微妙な配合や温度調節で私は毎朝一喜一憂しながら楽しんでいる。
そして、食事中に「今日はこう作った、あぁ、作った」と微妙な違いを家族に報告。
ほぼ独り言だけど。


1つの生地で無限大のパンが出来上がる。
1つの生地なのに自分や家族友達…それぞれの好みのパンがあったりする。

私が面白がって作るパン、家族が喜ぶパン、友達が喜んでくれるパン、
私の朝食パンの歴史と共にあまりにも沢山の自分のパンが誕生したから
このあたりでちょっと記録してみることにした。